子猫を保護しました。保護してからの状況を書き留めていきます。 |
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平成16年11月13日(土曜日) |
自転車で浅草までサイクリングに行った帰り、小さな子猫を発見しました。 |
見つけた場所は、国道6号線の車がばんばん通っているところの脇の植え込みの中。夕暮れ時で、暗く |
なりかけていたので、見つけられたのはラッキーでした。 |
近くのコンビニで缶詰を買ってきて、それでおびき出そうと思ったのだけど、全然出てきてくれません。 |
粘ること30分ほど。埒があかないと思って、手を伸ばしてさっと首根っこを捕まえると、子猫とは思えない |
すごい力で抵抗され、思い切りがぶりと噛まれ、手が血だらけに・・・・。 |
指から血をだらだら流しながら(汗)、何とか子猫リュックサックに入れて連れて帰りました。 |
家に帰ると、子猫をケージに入れて、ひとまず病院へ(人間の)。噛まれた手を診てもらいに行きました。 |
帰宅時はもう血も止まっていたので「大げさかなぁ」と思いつつ、念のためのつもりで行ったのですが、 |
行って良かった!と思い知らされることに・・・ |
病院の先生曰く、動物に噛まれた時は決して甘く考えてはいけないとのこと。 |
まず気をつけなくてはいけないのが、「破傷風」です。破傷風は傷が小さくてもかかる可能性があるとの |
ことでワクチンを打ちました(大抵、小さい頃にワクチンを打っているそうですが、その効果は10〜20年も |
経てば薄くなるとのこと)。それから手が膨れ上がるほど腫れる可能性があるので、防止のために点滴。 |
ちなみに口の汚れは、猫>ヒト>犬の順に汚いそうで・・・噛まれた時は甘く考えるのは禁物です。 |
あとは抗生物質をもらって帰宅しました。ああ、疲れた。 |
病院から帰ると12時近く・・。子猫の方は、もう警戒しまくってふーしゃー言って大変な状態です。 |
とりあえず、ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いて簡易湯たんぽ。それをケージに入れて休ませました。 |
前にめいちゃんを拾ったときは、最初からとても人に懐いていたので楽だったし、みかんも拾ったときすごく |
おとなしかったし、かぶも最初はみかんに対してしゃーしゃー言ってたけど人間にはすぐ懐いたし・・・ |
猫にこんなにがぶりとやられたのは、もしかして初めて・・・・( ̄□ ̄|||) |
相手も必死だから仕方ないとは分かっていても、やはり、ちょっと、ショック・・・なのです。 |
ちゃんと仲良くなれるのか、病院に連れて行って暴れないのか、保護したのはいいけど心配・・・・・・。 |
平成16年11月14日(日曜日) |
子猫の様子は相変わらず。私の顔を見ると、とたんにふーーしゃーーー、です(涙) |
こんな状態じゃ、触ることもできないので軍手・皮手袋を買うことに。あとはレンジでチンする湯たんぽなど |
子猫に必要なものを買いにいきました。 |
子猫が落ち着くまで待って、それから動物病院に連れて行くつもりだったのですが、その日の夜、その子の |
目がおかしいことに気づきました。瞬膜が目から大きく出ているのです。 |
調べると、体の調子が悪いときにそんな風になることがあるみたいで・・・明日、病院に行く事を決めました。 |
平成16年11月15日(月曜日) |
この日は、私の体調が非常に悪い・・・ワクチンやら点滴やら抗生剤やらを飲んでいるせいでしょうか・・・。 |
出勤するも、すぐに帰宅しました。で、子猫の病院の結果は・・・・・ |
目は特に悪くなかったのですが、足に大きな怪我をしていることが判明しました。 |
かなり大きいです・・・。肉がえぐれて、白い骨のようなものが剥き出しの状態でした。は |
相当に警戒していたのきっとこの怪我のせいもあったんだと、やっと分かりました。 |
包帯を巻いてもらって、1日2回、替えることになりました。この日、まだふーしゃー言ってはいましたが、 |
触ってももう噛んだりはしませんでした。病院でもおとなしく、治療をさせてくれました。 |
平成16年11月16日(火曜日) | |
保護してから4日目。子猫の様子は相変わらず。 | |
朝と夜の1日2回、包帯を替えます。 | |
嫌がるのだけど、何とか替える事もでき、一安心。 | |
しかし、包帯を取る時に、傷口がくっついていて | |
さらに痛めてしまうような感じで、見てて辛い・・・。 | |
いいのかな、こういう替え方で・・・・ | |
ちなみに人間の方の傷もだいぶ良くなりました(笑) | |
名誉の負傷ってことにしておこう。 |
平成16年11月17日(水曜日) |
子猫の傷、どうしても気になる。包帯を替えるときに、せっかくふさがりつつある傷口をさらに広げてしまうの |
はないだろうか・・・・。というわけで、調べてみました。すると、最近は「湿潤療法」というのが新しい概念と |
して広がっているようです。 |
湿潤療法とは「傷を乾かさずに潤いを与えて治すこと」。これまでの「傷を乾かしてカサブタを作って治す」 |
という概念とはまったく違います。でも、最近はこの湿潤療法が有効だということが分かってきたみたい。 |
「湿潤療法」で検索したらいっぱい出てくるので、いろいろなサイトで勉強しました。NHKなどでも取り上げ |
られたようで、なかなか頷ける部分も多いやり方です。というわけで、試してみることにしました。 |
平成16年11月18日(木曜日) | |
湿潤療法・・・なんか、これっていいかも! | |
昨日から傷口を乾かさないように、直接ガーゼを | |
あてず、サランラップで巻いてその上から包帯を | |
しているのだけど、包帯替えるときに傷口にくっつ | |
かないせいか、ぜんぜん痛がらない! | |
すんなりと包帯を替えることができて、傷口も | |
特に悪くなってる様子はないみたい。 | |
写真も初めてちゃんと撮らせてくれました |
平成16年11月20日(土曜日) |
保護してから一週間です。子猫の様子はだいぶ落ちついてきました。でも時々まだしゃーって言うなぁ・・・。 |
朝から病院へ。今日は白血病などの検査もしたけれど、特に問題はなく良かった! |
ただ1つ、気になることが・・・念のために足のレントゲンをとったのだけど、両足とも足の付け根にひびが |
入っているとのこと・・・。ただ、もうふさがりつつあって、このまま安静にしていればいずれ完治するだろう |
とのことなので、しばらく様子見です。 |
で、足の怪我なのですが、最初サランラップを巻いていることに先生もちょっとビックリしていたようですが、 |
湿潤療法の話をすると、「悪化はしてないし、治りつつあるからしばらく続けましょう」とのこと! |
早く治るといいなぁ。そうそう、今日名前を決めました。「雪」です。真っ白だから・・・って安易かなっ。 |
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