〜かぶの家出〜 |
6月初め、かぶが家出しました。無事に戻ってくるまでの経緯を残しておこうと思います。 |
家出した日(6月1日午前3時) |
6月1日の午前3時ごろ。ふと、目が覚めて猫たちがいないことに気が付きました。 |
あれ・・・と思い窓を見ると、窓が少し開いています。まさか・・・一気に目が覚めて、ベッドから飛び起きました。 |
みかんが、窓を開けてベランダへ出ていたのです。そう、私がカギを閉め忘れたのです。 |
そしてかぶは、みかんが開けた隙間から、外へ出てしまったようなのです。 |
慌ててベランダへ出ると、みかんはそこにいました。でも、かぶの姿がない。 |
ベランダから外を見渡すと、ちょっと離れた所に白い猫の姿が見えました。・・・かぶだ! |
かぶは、ほんのちょっと離れた所でこっちを見ていました。かぶ!戻っておいで!!行っちゃ駄目だよ!!! |
私はすぐに外へ向かいましたが、このときに大失敗をしてしまいました。 |
窓を閉めて、外へ向かったのです。 |
私は玄関から外に出て、急いでベランダの方へ回りました。 |
ぐるっと回って、ベランダの方へ行くと、かぶの姿がありました。良かった、遠くに行ってなかった! |
姿を見てほっとして、私はかぶに駆け寄りました。これが、二度目の失敗だったのです。 |
駆け寄る私にかぶは驚いてしまったのです。かぶはすぐにうちのベランダへジャンプして戻りました。 |
これを見て私は、「戻ってくれた。あ〜、良かった」と思ったのですが、ここで最初の失敗に気が付きました。 |
窓を閉めてきたのです。 |
かぶは、外で見た私の姿を「私」だと認識できずに、恐怖でパニック状態のようでした。 |
ベランダに戻ったのはいいけれど、窓が開いてないから部屋の中に入れない。何で?何で?と必死で部屋に入ろうと |
しているのが、分かりました。私は、とりあえずかぶがベランダへ戻ったのを見たので、その時は半分安堵の状態で |
かぶがパニック状態だということを、まったく考慮に入れませんでした。そして三度目の失敗をしました。 |
外からベランダへ這い上がり窓を開けようとしたのです。(うちは1階にあります) |
その姿が、かぶにとっては「知らない人が外からベランダへ自分を追いかけてきてる!」と映ったに違いありません。 |
かぶはますますパニックに陥ってしまいました。 |
ベランダに這い上がった時点で、私はその失敗に気づきました。かぶは、ほとんど半狂乱で窓に向かってジャンプと |
体当たりをしていました。中に入れて!と必死の様子でした。 |
私はこれを見て初めて、かぶがどれほどパニックになっているか気づきました。とにかく窓を開けようと思ったのですが |
私が手を伸ばした瞬間、かぶは、弾かれたようにもう一度ベランダから飛び降りて、そのまま走って行ったのです! |
この状況に、私も混乱状態になっていたようです。冷静になれず「とにかく捕まえなきゃ!」とだけ考えて、かぶを |
追いかけました。かぶの向かった方向を先回りしようと、ベランダから外に降り、来た方向を逆に戻って捕まえようと |
したのです。 |
しかし、かぶはパニック状態。またまた私の姿を見るや、すぐに方向を変えて走り去ってしまいました。 |
その後は、どこに行ったかまったく分からず、もう一度ベランダ側に戻ってみましたが、かぶの姿は見えず・・・。 |
周りを探したけど、どこに行ったか分からない。そのまま、帰ってこないまま、夜が明けました・・・。 |
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