〜かぶの家出〜



6月初め、かぶが家出しました。無事に戻ってくるまでの経緯を残しておこうと思います。


家出1日目(6月1日)
 朝になり、出勤の時間になりました。本当は休みたかったのですが、急に休む事もできず、とりあえず出勤しました。
 仕事はほとんど手につきませんでした。食事もなにも、できませんでした。
 ただ、職場にいる間に少しでも出来ることをと思い、ネットで「猫が迷子になったときの対処法」を探しました。
 そこで私が得た情報は、
  1.猫は家出してすぐは、遠くへ行くことは少ない。近くに潜んでいる可能性が高い。
  2.家猫の場合、慣れない外の環境に、パニック状態になっていることがある。
    だから駆け寄っては駄目。ビックリさせてしまう。
  3.まずは保健所・警察などに連絡をする。
  4.ちらし・ポスターを作成し、近所の方に情報を呼びかける。
  5.家の周りに、迷子の子が使っていたトイレ砂をまき、匂いで帰って来やすいようにしてあげる。
 などです。色々なサイトに、いろんな情報があって、本当に助かりました。

 仕事は手につかないまま、昼になりました。私は帰って探そうと決め「調子が悪いので帰る」と上司に告げ、帰ること
 にしました。滅多なことじゃ急に休めない職場ですが、私の顔が真っ青だったらしく、すんなり帰れました(苦笑)。
 帰宅してから、まずチラシを作りました。かぶの全身と顔がよく分かる写真を選び、とりあえず10枚ほど用意しました。
 そしてビニールにかぶのトイレ砂を入れ、チラシを持ってマンションの周りから探し始めました。
 マンションの周りをゆっくり探しながら、トイレ砂を、ベランダの下からマンションに沿って線を引くように撒いていき、
 チラシは近所のおうちにポスティング。
 近所・・・とは言え、引っ越してきてから1年以上、ほとんど全く交流はありません。何せ、毎日夜しか居ないし、私・・。
 だから、最初はポスティングもちょっと気が引けるというか・・、内心どきどきしていました。嫌がられたらどうしよう、と。
 しかし、案外、ご近所さんは優しかったのです。ポスティングの際、お庭にたまたま出ていたご近所さんには、事情を
 告げ、チラシを手渡ししたのですが「気づいたら連絡するから」と、あったかい言葉を返してくれました。

 「絶対今日中に見つけてやるからね!」と思いながら、身を低くして地面に近いところを探して回ったのですが、残念
 ながら見つからないまま、日が落ちてきました。
 どこかのサイトで、「迷子の猫は、昼間はじっと潜んでいて、夜になって静かになったら出てくる」とあったのを見たの
 で、深夜までは仮眠をとることにして、0時を回った頃から、捜索を再開しました。
 夜とは言え、時々人も通りますし、車も通ります。猫砂の入ったビニールを持ち、マンションの周りをうろうろしている
 私は、たぶん、とても怪しく見えただろうと思います・・。
 そう思いながらも、マンションの周りを何度も何度も歩いて探したのですが、結局猫の姿一匹、見つけることは出来ま
 せんでした。夜が明ける前に、疲れもピークに達し、この日の捜索は終わりにしました。
 とても疲れてベッドに入りましたが、結局、眠れませんでした・・。





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